【かぎ針編みQ&A】円が波打つ・うねるときの原因と解決策3つ

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波打ちの原因と解決策

こんにちは!ちいさな桜です(*‘ω‘ *)

今回は8目スタートの円を編んでいるときに

  • 編み地がひらひらと波打ってくる
  • うねって平らにならない
  • 針の号数を変えても解決できない

といったときの解決策を3つ、ご紹介していきたいと思います。

この記事で分かること

  • 編み地が波打つ原因
  • 解決策1:スタート目数を変える方法
  • 解決策2:手加減で調節する方法
  • 解決策3:増し目で調節する方法

本記事では『円の編み方』の解説はしておりませんので、円の編み方や増し目の法則などについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

https://chiisana-sakura.com/how-to-crochet-circle-motif/ https://chiisana-sakura.com/crochet-circle-type/ https://chiisana-sakura.com/crochet-circle-warp-back/

※今回ご紹介する方法は、わたしが個人的にやっている自己流のものになります。

ご紹介する方法が合わない方もいらっしゃるかと思いますが、何か解決のヒントになれれば…という思いで記事を書いています。
ぜひ最後までご覧になって、取り入れられる部分があれば参考にしてみて下さい。

↓動画でご覧になりたい方はこちらからどうぞ!

目次

編み地が波打つ原因

編み地がひらひらと波打つ原因は直径に対して円周が長すぎるから、余った円周部分が盛り上がりとなり、波打ちとしてあらわれると考えられます。

直径に対して円周が長い状態というのはどういう感じかと言うと、波打っている編み地を半分に折ると、下画像のように半円よりも編み地が飛び出ていることがわかります。

編み地が波打つ原因①

この飛び出た部分が余りとなって盛り上がるのが、編み地が波打ってしまう原因だと考えられます。

逆に、直径に対して円周が短すぎると、周囲がつっぱって、反り返ってくる編み地になったりします。

編み地が波打つ原因②

円周が長すぎて、ひらひら波打つ編み地になる原因は手加減の影響ももちろんあるとは思いますが、どちらかというと糸の性質による影響が大きいように感じています。

増し目の数を間違えて多く入れてしまっている場合も波打ちますが、そうではなく、増し目の数があっているのに波打つときは自分の手加減と糸の性質が8目スタートの編み地に合っていないのだと思います。

私の場合、

  • コットン→8目スタートで平らに編める
  • アクリル系→すぐに波打ってくる。7目スタートにすれば平らに編める

という感じです。

本などではこうしたトラブルが起こった時、針の号数を変えて試してみることがおすすめされている印象です。

もちろんそれで解決できるならそれに越したことはないのですが、私の場合だと針の号数を変えてもあまり解決できないことが多いです。

ここからは、私が個人的にやっている、針の号数も糸も変えずに8目スタートの円を平らに編む方法をご紹介します。

解決策

8目スタートの円を平らに編む方法として、

  • スタートの目数を変える方法
  • 手加減で調節する方法
  • 増し目を変化させる方法

の3つを紹介していきます。

解決策1:スタートの目数を変える方法

スタートの目数を減らす

目数の制限がない場合、スタートの目数を減らすのが一番簡単で確実な方法です。

メリット

  • 波打ちを確実に解決できる
  • 難しい計算が必要ない

デメリット

  • 目数に影響がでる
  • 模様編みに対応しづらい
  • サイズが1~2回り小さくなる

スタートの目数を変える方法は、ボーダー模様など、目数が減っても模様編みへの影響はほとんどない場合には特に有効な方法になります。

デメリットとしては、目数を減らした事によりサイズが1周り小さくなる点があげられますが、その分1段多く編んであげれば、ほとんど差がわからないかと思います。

例えば

  • 8目スタートを10段目まで編んだとき:目数は80
  • 7目スタートを11段目まで編んだとき:目数は77

差は3目ですから、その程度なら目立たないかと思いますし、7目スタートで12段目まで編んで84目にしても、あまり差はないかなと思います。

スタートの目数を減らす②

ご覧になっている方の中には、もしかしたら

悩む女性

編み図では8目なのに、波打つからと7目にするのは、編み方自体の問題を解決できてないんじゃない?

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

その気持ちもわかるんですが、個人的には「編み図通りに編めればもちろんそれが一番いいけれど、自分が楽しく編めるように、編み図を自分に合わせてもいいんじゃないかな」と思っています。

本によっても、円編みを平らに編む方法として、6目スタートで解説している本もあれば8目スタートで解説している本もあります

わたしが持っている本の中でも、下画像の左の本は円編みを8目スタートで解説していますが、右2冊の本では平らな円を編む方法として6目スタートが採用されています。

スタートの目数を減らす③

このように本でも糸や作品に合わせてスタートの目数を変えているので、模様編みなどに影響がないのであれば、最初のスタートの目数を変えてしまうのが一番簡単でおすすめです。

解決策2:手加減で調節する方法

次は手加減で調節する方法です。

手加減で調節する方法は、あまりおすすめはしないんですが、どうしても気に入った糸だったり、模様編みなどの関係で、糸も目数も変えたくないときに効果的な方法ですのでご紹介します。

メリット

  • 編み図の目数通りに編める

デメリット

  • 手加減によるので確実性に欠ける
手加減で調節する方法①

上画像の編み地は2つとも

  • 同じ糸
  • 同じ指定号数のかぎ針
  • 8目スタート
  • 同じ位置で増し目
  • 10段目まで

編んだものです。
同じ条件で編んだのに、だいぶ見た目が違うかと思います。

この2つの編み地は、わたしが

  • 左:何も意識しないで編んだもの
  • 右:細編みの足の長さを気持ち長めに・頭が緩くならないよう意識・編み終わりに水通ししたもの

になります。

手加減で調節する方法②

具体的に意識したことは、

  1. 立ち上がりを大切に編む
  2. 中指でしっかり押さえる
  3. 水平になるまで針を持ってくる
  4. 引き抜くときにループ同士をよせる
  5. スチームアイロン・水通しをさぼらないこと

です。

①立ち上がりを大切に編む

手加減で調節する方法③

細編みの場合、立ち上がりは鎖1目で立ち上がりますが、この時に鎖をきつく編んでしまうと、その後に続く細編みも充分な高さが出せなくなってしまいます。
各段、最初の立ち上がりはその段の細編みの高さの指標になる重要なものですので、しっかり針の根元までループがくるようにして高さを出していきます。

②中指でしっかり押さえる

手加減で調節する方法④

針の根元側にかかっているループは、次の細編みの頭になる糸です。
このループが広がると頭でっかちな目になってしまい、足の長さが充分にあっても結果として幅広の細編みになってしまうので、この次の細編みの頭になるループが緩まないよう、中指でしっかりと押さえます。
中指で押さえるのが苦手…という方で、(アミュレのような)厚みのあるグリップをお使いの方は、一度「ペンE」のような平たいタイプを使うと感覚がつかみやすくなるのでおすすめです。

手加減で調節する方法⑤

③水平になるまで針を持ってくる

(ループを中指で押さえたまま)次の目に針をいれて、引き出してきた糸、これが次に編む細編みの足になる糸です。

手加減で調節する方法⑥

この足になる糸を、針を編み地の真上まで水平にもってくるイメージで充分に引き出します。

手加減で調節する方法⑦

この動きをしている時はずっと、中指で根元側のループをぐっと抑えながら、頭になるループが緩まないよう気をつけます。

次の細編みの足になる糸を引き出したときに、編み地に対して針が手前にあると、足が短くなる原因になります。

横から見ると分かりやすいんですが、正面から見たときに真上に水平にあるように見えても、実際には充分に引き出せていないことがあります。

手加減で調節する方法⑧

これは摩擦の強い糸や、左手のひきが強すぎるときに起こりやすいように思います。
左手の糸を引きすぎないよう肩の力を抜きながら、ゆったりと編みます。

右手についても、左手の糸がきついまま無理やり真上まで針を持ってきてしまうと、その分下の段の目が伸びてしまうので、スタート位置が高くなり、結果引き出している長さは短いままということもあります。

手加減で調節する方法⑨

これを解決するには、先ほどの頭になるループを中指でしっかり押さえたまま
力を入れずに、手首を少し回すようにしながら糸を引き出すと、力を入れずに引き出せるかと思います。

手加減で調節する方法11


また持ってきた糸も、気持ち少し奥まで糸を引き出すようなイメージで編み地と平行にもってくると、ちゃんと足を引き出せるかなと思います。

手加減で調節する方法12

④引き抜くときにループ同士をよせる

糸が充分に引き出せたら、最後、引き抜くときにループとループの間を狭めてから引き抜きます

手加減で調節する方法13

中指で針にかかっているループを押し出すようにしてもいいですし、糸を持ってくる際に糸を遠くから持ってくるイメージにすると、自然に針を根元まで差し込む形になります。

手加減で調節する方法14

そうするとループが押し込まれて自然と寄るので、その状態で針を引き抜くようにするとループ同士をよせることができますし、頭の目の大きさもそろいやすくなります。

手加減で調節する方法15

⑤スチームアイロン・水通しをさぼらないこと

最後はスチームアイロン・水通しをして仕上げます。

本当はこれだけでもだいぶ改善するので、もしかしたら今までの4つのポイントを実践しなくても解決するかもしれないんですが、あまりに大きな波打ちだとこれだけでは太刀打ちできないのと、順番的に最後なのでこのタイミングであげておきます。

まずは毛糸のラベルを見て、アイロンが出来るか確認。

手加減で調節する方法16

低温でもアイロン可能なものは編み地をピンで固定して、アイロンを浮かせながらたっぷりスチームをかけます。

手加減で調節する方法17

そのまま冷めるまで待ち、ピンを外したら完成です。

今回使用した糸はアイロン不可だったので、水に5分ほど浸した後、形を整えながらタオルで水気をとり、平干しで乾かしただけで仕上げました

手加減で調節する方法18
手加減で調節する方法19
手加減で調節する方法20

これだけでも編み地がだいぶ落ち着くので、やる価値は充分にあるんですが、時間がたつと波打ちが復活してくる場合があるので注意が必要です。

ここまでご紹介した手加減で調節する方法は、糸も目数も変えたくないときに有効な方法ではあるんですが、確実に改善するかというと正直微妙なところではあります。

糸は変えたくないけど、模様編みに影響がないなら目数を変えてもいいという場合であれば、次にご紹介する方法がおすすめです。

解決策3:増し目で調節する方法

最後にご紹介する方法は、増し目の法則を変化させ、平らになるよう目数を減らしていく方法です。

メリット

  • 手加減が必要ない
  • 模様編みにも対応できる
  • ほぼ確実に解決できる

デメリット

  • サイズが少し小さくなる
  • 計算や塩梅が少し面倒くさい

具体的にどうするかと言うと、計算上、直径に対して円周の長さがちょうどいい円だと考えられる、6目スタートの円の目数に近づけていきます

ここをもっと詳しく解説すると、円周というのは一般的に直径に円周率の(3.14)をかけることでもとめることが出来ます。

細編みや長編みの立ち上がりの解説をする際、細編みはよく、幅1:高さ1であらわされます。

これを、ざっくり単位を『目』にして先程の公式に当てはめてみると、

1段目のとき、何目スタートかに関わらず
直径は細編みが2つあるので2目
そこに3.14をかけると、
2×3.14=6.28
となり四捨五入すると、1段目は6目あれば足りる計算となります。

増し目で調節①

同じように
2段目のとき、
細編みが2目ずつあるので直径は4目
3.14をかけると、
4×3.14=12.56
となり四捨五入すると13目となります。

増し目で調節②

3段目のときも
6×3.14=18.84
で19目。

増し目で調節③

4段目は
8×3.14=25.12
で25目。

増し目で調節④

5段目は
10×3.14=31.4
で31目となっていき
その後も表にまとめるとこのようになります。

増し目で調節⑤

ここで
6目スタート
7目スタート
8目スタート
の円の目数の増え方を比べてみます。

増し目で調節⑥

比べると6目スタートの円が一番
計算上の円に近いことがわかります。

増し目で調節⑦

逆に、8目スタートの円はだいぶ差が大きくなっています。

実際には毛糸の性質だったり編み地の伸縮性、また手加減も関わってくるのでこの通りにいく訳ではないですが、一種の目安にはなるかなと思います。

そこで、これを踏まえたうえで
8目スタートの円の増し目を、計算上の円に近い、6目スタートの円周に近くなるよう誘導していきます。

増し目で調節⑧

どうするかというと、下記の例のように増し目を制限する段を定期的に設けます。

  1. 差があまりない3段目までは8目ずつ目を増やす
  2. 差が開き始める4段目・5段目で増やす数を8目から4目に制限
  3. また8目ずつ増やすのを3段
  4. また差が開きそうになったら増やす数を4目に制限
増し目で調節⑨
増し目で調節10

そうして編んだ円がこちらになります。

増し目で調節11

途中で増やす数を制限しているので、8目スタートで10段目まで編んだ状態で、目数は全部で64になっています。
四捨五入した円の10段目が63(6目だと60目)ですから、8目スタートの円をほぼ計算上の円に近づけられた形になります。

増し目で調節12

編む目数が減ったので、その分少し直径が小さくなっているかなという印象ですが、この方法だと手加減も必要なく、水通しもしていない状態で、半分に折っても円周が余ることなく編めていることが分かります。

増し目で調節13

この方法の何がいいかと言うと、その後に模様編みがあっても対応できるという点です。

8目スタートの円を7目スタートの円に変更するとき、一番の問題点が模様編みに対応しづらいという事でした。
7の倍数は6や8の倍数と相性がよくないので、どこかで自力で編み図を変更しなければなりません。

増し目で調節14

その点、増し目を制限する方法は
4目増やす段を2段1セットにすれば8の倍数を守れますし、模様が4目で割り切れるものなら1段だけ4の段をいれても問題ありません。

増し目で調節15

何より自分の手加減を変える事なく編めるというメリットが非常に大きいです。

考え方が少し面倒ですが、4目だけ増やす段は4分割の円を編んでいるつもりになって、「そのブロックの最初か最後に増し目を固定する」とマイルールを決めてしまえば、割と慣れてくるかなと思います。

増し目で調節16

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は8目スタートの円が波打つときの原因と解決策を3つ、ご紹介しました。

くり返しになりますが、今回ご紹介した方法はあくまで自己流の方法になります。
合う・合わないがもちろんあるかと思いますので、マネをしてくださいということではなく、何か取り入れられる部分があれば参考になさってみて下さい。

また他に「もっとこうした方がいいよ」という方法がありましたら、私はもちろん、この記事を見て下さっている方々にとっても勉強になると思いますので、ぜひコメントで教えて頂けると嬉しいです(*´ω`*)

その他のコメントもお待ちしています!
最後までお読みいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

北海道在住。桜が大好きな2児のママ。YouTube・インスタなどでオリジナルかぎ針編み作品を発信中。minneではレース編み作品を販売しています。

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