【かぎ針編み】長方形の編み方・考え方・サイズを変える方法を編み図と動画で解説

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【かぎ針編み】長方形の編み方・考え方・サイズを変える方法を編み図と動画で解説

かぎ針編みで長方形を編みたい!サイズを変えたいときってどう編めばいいの?

このような疑問を解決します。

この記事でわかること
  • 長方形を編むときの考え方
  • サイズ変更するときの考え方
  • 希望サイズから段数・つくり目を逆算する方法

こんにちは、ちいさな桜です。

今回はかぎ針で長方形を編むときの考え方・サイズ変更する方法について解説します。

編み図を色分けしながら解説していますので、長方形を自由に編みたい方は、参考にしてみてください。

この記事を書いた人

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【かぎ針編み】長方形の編み方(動画)

本記事の内容をYouTubeにもあげています。

動画では長方形の編み方も解説していますので、チャプターから必要な個所へ飛んでご覧ください。

【かぎ針編み】長方形の編み図

編み図はこちらです。※タップすると拡大されます。

細編み長方形の編み図(色分けなし)

今回は鎖10目でつくり目をしました。角は[細編み・中長編み・細編み]です。

立ち上がりは右辺でするのが一般的かなと思いますが、今回は説明のために上辺でしました。

長方形はバッグ底や敷物になることが多いので、編み地が丸まりにくい往復編みにしています。

【かぎ針編み】長方形を編むときの考え方

長方形を編むときは、編み地の左右に正方形の半分がくっついていると考えると分かりやすいです。

前項の編み図を色分けしたものがこちら。

細編み長方形の編み図(色分けあり)

色分けは、前回解説した細編みの正方形をもとにしています。

かぎ針編みの正方形と編み図

青い部分が角の[細編み・中長編み・細編み]で、水色は各辺で毎段2目ずつ増えていく細編みを表しています。

この色分け通りに長方形を編んだ編み地がこちら。

細編み 長方形 編み地

正方形が真ん中で半分にされて、左右に引き離され、その間を埋めるように細編み(白い部分)が並びます。

このように編み地の左右に正方形の半分がくっついているというのが、長方形を編むときの考え方です。

【かぎ針編み】長方形のサイズを変える方法

ここからは長方形のサイズを変える方法を解説します。

長方形のサイズを変えたいときは、高さは段数・幅はつくり目の数を調節して、サイズを変えます。

これは、高さは段数にしか影響されず、幅はつくり目にしか影響されないためです。

それぞれ解説します。

高さを変えたいときは「段数」を調節する

細編み 長方形 正方形 比較

高さを変えたいときは段数を調節してサイズ変更します。

画像は左が細編み5段の長方形、右が細編み5段の正方形です。

高さはどちらも同じになっています。

これは白い部分が高さには影響を与えず、編んだ段数のみが影響を与えていることを示しています。

そのため長方形の高さを変えたいときは、編む段数を変えれば良いことがわかります。

高さは上辺・下辺の合計なので編んだ段数×2が長方形の高さになります。

幅を変えたいときは「つくり目」を調節する

細編み 長方形 正方形 比較

幅を変えたいときはつくり目を調節してサイズ変更します。

画像の長方形と正方形の幅を比べてみると、白で編んだ分だけ横に伸びていることがわかります。

長方形のつくり目は鎖編みが基本。

この白い部分は、鎖編みの数だけ横に伸びているので、幅に影響を与えるものはつくり目で編んだ鎖編みの数であることを示しています。

そのため長方形の幅を変えたいときは、つくり目の鎖の数を変えれば良いことがわかります。

しかし、実際にサイズを変えるとなるとぶつかるのが以下の問題。

希望サイズに編みたいとき、つくり目を何目にすれば良いのかわからない

そのようなお悩みを解決するヒントになるお話を、次項で解説します。

長方形を希望サイズに編む方法

長方形を希望サイズに編む方法

編みたい理想のサイズがあるときは、編みたいもののサイズから段数・つくり目を「逆算」して設計図を決めます。

ここからは「iPadと同じサイズの長方形」をつくるときを例に、段数・つくり目の数を逆算する方法を解説します。

段数は「高さ÷2」してゲージに当てはめる

段数は「高さ÷2」をして、そこにゲージを当てはめると求められます。

まずは、希望サイズの高さ・幅を測ります。

今回は、高さは約15㎝・幅は約21㎝でした。

高さは上辺・下辺の合計になるため、実際に編む段数は半分の高さということになります。

今回なら15㎝÷2=7.5㎝分、編めばOK。

この計算で求めた半分の高さに、実際に編む糸でとったゲージを当てはめれば、必要な段数を割り出すことができます。

今回は仮に正方形を編んだときの糸を使うとすると、5段で約4㎝なので、7.5㎝だとだいたい9段編めば良い計算になります。

ゲージについては、きちんととった方がもちろん良いですが、このような5段くらいの正方形でもある程度の目安にはなります。あると編み地のイメージもしやすいので、最初に軽く編んでみるのをおすすめします。

つくり目は「幅-高さ」してゲージに当てはめる

つくり目は「幅-高さ」をしてゲージに当てはめると求められます。

ここまでの説明で、長方形は編み地の左右に正方形の半分がくっついているとお伝えしてきました。

ここでポイントになるのが、正方形の中心点から上辺・左辺(右辺)・下辺への距離はすべて等しいという点です。

前項の高さの計算で、段数は7.5㎝分の9段編むことがすでに決定しています。

ということは、その7.5㎝(9段)分が、つくり目の左右にそれぞれくっつくことになります。

今回だと横幅が約21㎝だったので、そこから左で7.5㎝・右で7.5㎝引かれるので、「21㎝-7.5㎝-7.5㎝」であまりは6㎝になります。

ゲージにあてはめると6㎝は9~10目あると良さそうなので、今回は10目を採用して、つくり目は白い部分が10目。

そこに左右の正方形の中心になる鎖が1目ずつ必要なので、求めた10目+2目=12目が、実際に編むつくり目の数と求められます。

このように逆算していくと、必要な段数・つくり目の数を求められます。

ただ、先述しましたが糸や手加減で段数は変わってくるので、できれば実際に編む糸で細編み5段くらいの正方形を編んで目安にすることをおすすめします。

まとめ

本記事ではかぎ針で長方形を編むときの編み方・考え方・サイズ変更する方法について解説しました。

長方形はバッグ底などでもよく使うモチーフですので、自由にサイズ変更できるようになって、編み物を楽しんで下さいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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