かぎ針編みしたいけど円の編み方がわからない。
増し目も、なにか法則性ってあるの?
このようなお悩みを解決します。
- かぎ針編み超初心者さんむけに、円の編み方をわかりやすく解説。
- 増し目の法則を理解して、自由に円を編めるように。
- つくり目のコツ・糸始末まで丁寧に解説。
かぎ針編み初心者さんの多くがつまづく円の編み方。
- 「根元に2回」の根元ってどこ?
- なんでここで増し目するの?
- うねったりゆがんだりして綺麗な円にならない…。
このようなお悩みは初心者さんあるある。
私も苦手すぎてキクラゲみたいになっていました(笑)
そこで本記事では、かぎ針編み超初心者さんむけに、円編みの考え方・法則性を分かりやすく解説します。
考え方さえ理解できれば思い通りの円を編めるようになるので、ぜひ最後までお読みください。
↓解説動画はこちら
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『円の増し目の法則』の考え方
円を編む時の考え方は
- 円を分割する
- 各ブロックの法則性は同じ
- 必要な目数は段数と等しい
- 1周の目数=段×分割数
- 増し目の位置を分散させる
と考えていくとわかりやすいです。
上から順に説明していきます。
①円を分割する
よくあるのが
- わのつくり目に細編み6目編みいれる
- わのつくり目に細編み8目編みいれる
などでスタートする場合だと思いますが、この場合
- 細編み6目スタートの円は6分割の円
- 細編み8目スタートの円は8分割の円
と考えることができます。
同様に
- 中長編み12目の場合は12分割の円
- 長編み16目の場合は16分割の円
と考えます。
最初に何目でスタートするかは円の分割数を決める、とても重要なポイントだと言えます。
図では立ち上がりがあるグループだけ、わかりやすいよう黄色にかえています。
②各ブロックの法則性は同じ
ここからは分割してできた1塊を、説明しやすいようブロックと呼ぶことにします。
分割してできたブロックは編み方や何分割されたかに関わらず、全て同じ内容になっています。
例えば
細編み6目スタートの円と
細編み8目スタートの円を
1ブロックあたりで比べると、どちらも目の数は同じ数ずつ増えていて、増え方としては全く同じ内容になっています。
この各ブロックの法則性が同じなのは、中長編みや長編みの場合でも同様で、
細編み6目スタートのブロックと
長編み16目スタートのブロックを比べてみても
2つのブロックは見た目には全然大きさが違いますが、先程と同様に1ブロックあたりで見ると同じ目の増え方をしています。
このように、円の増し目の法則はスタートの目数が違っても、ブロック単位で見ると同じ法則性だという事がわかります。
各ブロックが毎段、何目ずつ増えていくかは次の項で詳しく説明します。
分割数によって1周あたりの目数は変化しますが、それによりブロック内の密度が変わる事はありません。
その影響は円周にあらわれます。
分割数が少ないからといって緩く編んだりはせず、常に一定の力加減で編むことで編み地自体の形が変わります。
この分割数によって編み地がどう変化するかは以下の記事をご覧ください。
③必要な目数は段数と等しい
ブロックごとに考えたとき、「その段の1ブロックで必要な目数」は「その時編んでいる段数」と等しくなります。
これが円の増し目の法則の最も重要な部分ですので、詳しく解説していきます。
先程の細編み6分割の円と8分割の円を例に出すと
『1』段目は1ブロックあたり、段数と同じく1目必要なので、どちらも1目編みいれて1ブロックあたりの目数は『1』となります。
『2』段目は1ブロックあたり、段数と同じく2目必要なので、どちらも増し目をして1ブロックあたりの目数は『2』になります。
『V』のような記号は増し目の記号で、1目に2目編みいれる事を意味しています。
『3』段目は1ブロックあたり、段数と同じく3目必要なので、どちらも1目編んだあと増し目をして、1ブロックあたりの目数は『3』目。
『4』段目も同じように、1ブロックあたり4目必要なので、どちらも1目・増し目・1目と編んで、1ブロックあたりの目数は『4』目になります。
これは5段目以降どこまで進んでも同じで、中長編み・長編みの場合も
「その段の1ブロックで必要な目数」は「その時編んでいる段数」と等しいとなります。
これはとっても大事なことなので必ず覚えておいてください。
④1周の目数=段×分割数
ここまでの
- 円を分割する
- 各ブロックの法則性は同じ
- 必要な目数は段数と等しい
という事を踏まえたうえで1周編むのに必要な目数を考えてみます。
1周分の目数は「その段の1ブロックで必要な目数」に「分割数」をかけることで計算できます。
例えば細編み6目スタートの円を4段目まで編んだときの1周分の目数はどうなるかな~と考えてみると、
まずスタートの目数が6目スタートなので、分割数は『6』。
4段目の1ブロックあたりに必要な目数は段数と等しいので『4』目。
1ブロックあたり4目入っているブロックを、分割数分の6回繰り返し編むので
4目×6ブロック分となり
細編み6目スタートの円の4段目を1周編んだときの目数は24目となります。
同じように
長編み16目スタートの円を5段目まで編んだときの1周分の目数を考えてみると
まずスタートの目数が16目スタートなので、分割数は『16』。
5段目は、1ブロックあたり必要な目数は段数と等しくなるので『5』。
1ブロックあたり5目を、分割数分の16回、繰り返し編むので
5目×16ブロック分となり
長編み16目スタートの円を5段目まで編んだ時の、1周分の目数は80目となります。
こんな感じで、1周編むのに必要な目数は
「その段の1ブロックで必要な目数」に「分割数」をかける
ことで編み方や何目スタートかに関わらず、同じように計算する事ができます。
この計算でもとめた1周分の目数より数が少ないと、直径に対して円周が足りないので突っ張って丸まってきたり、反対に編みいれた数が多すぎると、余りが円周に収まりきらずひらひらと波打つ原因になります。
この編み地の波打ち・うねりについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
https://chiisana-sakura.com/crochet-circle-warp-back/円を編むにはブロックごとに法則を守って、1周分の目数を合わせることが大切です。
しかし、これだけだと綺麗な丸い円にはなりません。
次の項目で綺麗な円を編む方法を解説していきます。
⑤増し目の位置を分散させる
各ブロックごとに目数の法則を守っていけば円は編めるのですが、各段の増し目の位置を分散させないと角のある円になってしまいます。
この円は図のように各ブロックごとに、毎段同じ位置で増し目をしたものです。
増し目をした部分は少し盛り上がる特徴があるので、その盛り上がりが少しずつ蓄積し、角になってあらわれてしまいます。
これを避けるには増し目をする位置を分散させなければなりません。
一般的には偶数段と奇数段で増し目の位置を分散させる場合が多いです。
- 偶数段では増し目の位置をブロックの中心に持ってくる。
- 奇数段ではブロックの左端、または右端に持ってくる。
こうするとブロックの中心にも盛り上がりができるので、6分割の円の場合だと角が最低でも12個に分散されて、盛り上がりをあまり目立たなくすることが出来ます。
この分散のさせ方は特に決まりがある訳ではなく、個人の自由になります。
私がよく使っているのは主にこの2パターンですが
もっと分散させる方法もあります。
この分散させる位置は、とにかく自分の中でマイルールを作るのが1番いいと思います。
私の場合だと偶数段は必ず真ん中で、奇数段は気分でどちらかの端という感じでやっています。
慣れないうちは目数を数えながら編んでいたはずなのに、1周編んでみたら数が合わないということがよくあると思います。
そういう時、自分の中にルールがないと本当に混乱してしまうので、自分がやりやすいパターンを決めておくのがおすすめです。
実際に編んでみよう
ここからは実際に編みながら進めて頂ければと思います。
今回は7目スタートの円を編みながら解説していきますが、ブロックごとで区切って説明していきますので、繰り返す数を変えれば8目スタートや長編みの円も、同じように編んでいただけます。
糸端を出す
まず糸端を探します。
糸端はラベルを取らずに、基本的には糸玉の中心から引き出します。
ラベルに対して上(または左)から指をいれて中心の糸端を引っ張り出します。
ここで塊ごとずぼっと大量に出てきてしまっても慌てずに、丁寧にゆっくり塊をほどいて糸端を探してくださいね。
わのつくり目(左手の準備)
糸端が出せたら、わのつくり目を作っていきます。
糸端は糸処理にも使うので、5cmほど残したところを右手でつまみます。
糸端の方を右手で持って、左の人差し指と中指に手前から向こう側へ、1周・2周糸を巻き付けて、3本を合わせて左の親指で押さえます。
この時、細い糸なら人差し指だけ、太い糸なら薬指も含めて指3本に巻き付けます。
押さえている3本を、右手の親指と人差し指でつまんで左手から外します。
このとき簡単に外れないようであればきつく巻きすぎています。
別にこの輪はきつくても問題ないんですが、この時点でキツイという事は、たぶん肩に力が入っているんだと思います。
編み物は肩の力を抜いてリラックスしながらでないと、長く編むのが辛くなってしまいます。
肩を下げて、おヘソの前で編むような姿勢を意識してから、再度巻きなおしてみて下さい。
わを右手でつまんだら、糸玉に繋がっている方の糸を左手の小指と薬指の間から手前に出し、中指と人差し指の間から手の甲の方に持ってきて、人差し指と親指の間におろします。
この時、人差し指は上にあげたままにしておき、おろしてきた「わ」の3本があわさった所を中指と親指でつまんで、糸が人差し指との間でピンと張るように持ちます。
この時も、ピンと張るのに人差し指に変な力が入らないよう気をつけます。
この人差し指は糸の張り加減を調整するのに使いはしますが、あまり大きな負担をかけると指を痛める可能性があります。
糸を張りたいときは、小指と薬指を軽く曲げるようにして、挟んでテンションをかけます。
それでも糸が滑ってしまう時は、小指に糸を巻き付けるなどして調整してみてください。
わたしもよくすべりが良すぎる糸や細い糸の時は、小指や中指に巻き付けて編んでいます。
この左手の力加減は最終的には慣れですので、最初はあまり神経質になりすぎないよう、「目がそろわなくても当たり前」くらいの気持ちで編んでみて下さい。
これで左手の準備ができました。
わのつくり目(右手の準備)
次は右手にかぎ針を持ちます。
今回は私がペン持ち派なのでペン持ちですすめますが、ナイフ持ちの方がやりやすい方はナイフ持ちですすめて下さい。
ペン持ちの場合、かぎ針の先端が下をむくように親指と人差し指で持ち、中指は添えるようにして持ちます。
この中指はいつでも動かせるようにしておきます。
「どうしても力が入って中指が動かしづらい」という方は、もしお使いの針がアミュレのようなグリップタイプの場合、一度ペンEのような平らな持ち手を試してみるといいかもしれません。
わたしがそうだったんですが、どうしても慣れ親しんだペンの持ち方と似た力の入れ方になってしまい、中指も支えとして使ってしまっていました。
わたしの場合は、物理的にペンとは違う形状の方が感覚がつかみやすかったです。
もし同じように悩んでいる方がいらっしゃいましたら、一度平らなものを試してみるのがおすすめです。
わのつくり目(完成させる)
それでは先程途中まで作ったわのつくり目を完成させます。
わの中に針をいれて、向こうから糸を引っ掛けるようにしてわの中に糸をひっぱって持ってきます。
この時も、針先が上を向いたりしないよう、常に下を向くよう意識します。
そのままもう一度向こうから針に糸をかけて、針にかかっているループを引き抜きます。
これでわのつくり目ができました。
この時左手に力が入って糸を引っ張りすぎていたり、針が斜めになっているとループに引っかかって引き抜けなかったりします。
左手の糸を引きすぎないようにしながら、針先がループの形状に合うようにもって針を抜くと、するっと引き抜けるかと思います。
ここでできたつくり目は目立たせたくないので、ループを中指で押さえながら針を右上に引っ張ったり、左の人差し指をあげたりして小さくしておきます。
このわのつくり目がどうしても難しい場合は、指から抜かずに作る別ver.もあります。
糸端を少し長めに残してから、左手に糸をかけて、左手の中指と薬指に糸端側の糸を2周巻いて、小指を曲げて押さえます。
そのまま指と糸の隙間に針先をいれて、人差し指で張っている糸を引っ掛けてもってきて、もう一度針に糸をかけて引き抜きます。
これで別ver.のわのつくり目ができました。
そのまま指から抜かずにもう一度針に糸をかけて引き抜いて、立ち上がりの鎖1目と続けて細編みを編んでいきます。
1段目はこのまま指を抜かずに進めてもいいですし、2~3目編めばもう緩むことはないので抜いてしまっても大丈夫です。
1段目
わのつくり目ができたのでここから1段目を編んでいきます。
まずは立ち上がりのある黄色いブロックから編むので、
針に糸をかけてそのまま引き抜いて鎖編みを1つ
これで立ち上がりの鎖1目が編めました。
中長編みや長編みだと立ち上がりも1目として目数にカウントするんですが、細編みだけ例外で、今編んだ立ち上がりの鎖は目数には数えません。
鎖編み1目だけだと細編み1目分の代わりにはならないので、目数を数える時にはスルーします。
ですのでこの立ち上がりを含まずに、今回は細編み7目スタートの円なので、ここからわの中に細編みを7目を編んでいきます。
輪の中に針をいれて向こうから針を回すようにして糸をひっかけて、針が水平になるよう持ってきます。
もう一度、針に糸をかけて、今針にかかっている2ループを一度に引き抜きます。
これで細編みが1目編めました。
立ち上がりの1目と細編み1目を編んだので、これで黄色いブロックの1段目が編めました。
残りの細編み6目分(青いブロック分)も同じように編みます。
細編みが7目編めたら、針をぐっと上にあげて、針にかかっているループを大きく広げます。
こうすると引っぱらない限りほどけることがないので、針を外したり休憩したいときはこうして針を休めます。
そうしたら次はわを縮めるんですがその前に、1目めの細編みにマーカーをつけておきます。
今広げたループは次の目の頭になる部分ですので、そこは無視して、足のV字と頭2本のV字が見えている完成された細編みが最後に編んだ7目めの細編みです。
そこから数えて、7・6・5…と下がっていき、細編み1目めの頭の糸2本を拾ってマーカーをつけておきます。
足のV字に対して頭は少し右にずれているので、その下の空間、足のV字の右側の部分にマーカーを入れます。
このマーカーは慣れてくるまではつけておいた方が分かりやすいと思いますが、面倒だったらなくても大丈夫です。
マーカーをつけたら、今度はわを縮めていきます。
糸端の他に、わになっている糸が2本あると思います。
その内の、糸端と同じところから出ている方の糸を引っ張ります。
分からなければ、糸端を軽く引っ張ってみて動いた方が引っぱるべき糸になります。
ぎゅ~っとひっぱってわが縮まったら、今度は糸端をぎゅ~っと引っ張ると、完全にわが縮まります。
これでわを縮めることができたので、最後は最初の細編みの頭に引き抜き編みをして繋げます。
針をループに戻して、糸を引っ張ってループを縮めてから、マーカーをつけた最初の細編みの頭、立ち上がりの目はスルーして、黄色いブロック1目めの細編みの頭。
そこに針をいれて、糸をひっかけて持ってきます。
もし針が入らなければマーカーをとって入れて下さい。
糸を持ってきたら、そのまま針にかかっているループも引き抜きます。
これで、引き抜き編みが出来ました。
これで最初の細編みの頭に引き抜き編みでつなげる事が出来たので、1段目の編み終わりです。
編み図で書かれている小さな黒い楕円形が引き抜き編みの記号になります。
編み図では大概、立ち上がりの鎖の横に書かれることが多いですが、鎖編みに編むわけではなく、実際には細編み1目めの頭につける事になります。
この引き抜き編みの目は数に入れてしまうと1目増えてしまうので、8目めとして存在はするけど数にはカウントしない、毎段とばして編むスルーする目になります。
この引き抜き編みの目は、次の段で拾ってしまったりして目数が狂いやすい注意ポイントなので、間違えないよう、針を右にぐーっと引っ張って小さくしておきます。
こうすると目立ちやすい引き抜き編みのラインも目立たなくする事が出来るので、一石二鳥でおすすめです。
2段目
続いて2段目を編みます。
2段目は編み図では全て『V』で表されています。
これは1目に対して細編みを2目編む増し目の記号です。
他にもこのような記号で表されることがありますが全て同じ意味です。
まずは立ち上がりの鎖を1つ編みます。
最初は、1段目の1目めの細編みに対して細編みの増し目です。
1段目の最初の細編みは先ほど引き抜き編みをいれたマーカーをつけている目ですので、ここに今度はマーカーを外して細編みを2つ、同じ場所に編みます。
1目に対し細編み2目編み入れられたら、細編みの増し目の完成です。
1目めがわからなくならないよう、マーカーを増し目の右側、細編み1目めの頭につけておきます。
2段目は1ブロックあたり増し目1つなので、これで黄色いブロックが編めたことになり、残りの青いブロック6個分も同じことをくり返します。
7ブロック目と編めたら最後は1段目と同様に、マーカーをつけておいた黄色いブロックの増し目の右側、細編み1目めの頭に引き抜き編みでつなげます。
針を右側へ引っ張って引き抜きの目を小さくして、2段目の編み終わりです。
1ブロックあたり細編みが2つ、それを7回繰り返したので、2段目は全部で14目になっています。
3段目
続いて3段目、今までと同様に鎖1目で立ち上がったら、1ブロックに対し、細編み・増し目と編みます。
今引き抜き編みをした2段目の増し目の右側に、まずは細編みを1目だけ編み、マーカーをつけておきます。
次の目は、2段目の黄色ブロックの増し目の左側。
ここに増し目をします。
これで1ブロックに対し、細編み・増し目と、細編みを合計3つ、編むことが出来ました。
次からのブロックも同様にします。
7ブロック目と編めたらこれまでと同様に引き抜き編みでつなげます。
1ブロックあたり細編みが3つ、それを7回繰り返したので、3段目は全部で21目です。
4段目
続いて4段目、鎖1目で立ち上がったら1ブロックに対し、細編み・増し目・細編みと編みます。
3段目の最初の細編みにまずは細編みを1目だけ編み、マーカーをつけておきます。
次の目は3段目の2目めに編んだ増し目の右側。
ここに増し目をします。
次は3段目の増し目の左側、ここに細編みを1つだけ編みます。
これで1ブロックに対し、細編み・増し目・細編みと、細編みを合計4つ、編むことが出来ました。
次からのブロックも同様にします。
7ブロック目と編めたらこれまでと同様に引き抜き編みでつなげます。
1ブロックあたり細編みが4つ、それを7回繰り返したので、4段目は全部で28目です。
5段目
5段目は鎖1目で立ち上がったら、1ブロックに対し、細編み3つ・増し目と編みます。
今引き抜き編みをした4段目の最初の細編みにまずは細編みを1目だけ編み、マーカーをつけておきます。
次の目には細編みを1つ。
次の目にも細編みを1つ編みます。
細編みを3つ編んできたので、次の4目めには増し目をします。
これで1ブロックに対し、細編み3つ・増し目と、細編みを合計5つ、編むことが出来ました。
次からのブロックも同様にします。
7ブロック目と編めたらこれまでと同様に引き抜き編みでつなげます。
1ブロックあたり細編みが5つ、それを7回繰り返したので、5段目は全部で35目です。
6段目~10段目
6段目から10段目は図のようになります。
6段目は1ブロックあたり、細編み2・増し目・細編み2と編んで、
1ブロックあたり細編みが6個、それを7回繰り返すので、6段目は全部で42目。
7段目は1ブロックあたり、細編み5・増し目と編んで、
1ブロックあたり細編みが7個、それを7回繰り返すので、7段目は全部で49目。
8段目は1ブロックあたり、細編み3・増し目・細編み3と編んで、
1ブロックあたり細編みが8個、それを7回繰り返すので、8段目は全部で56目。
9段目は1ブロックあたり、細編み7・増し目と編んで、
1ブロックあたり細編みが9個、それを7回繰り返すので、9段目は全部で63目。
10段目は1ブロックあたり、細編み4・増し目・細編み4と編んで、
1ブロックあたり細編みが10個、それを7回繰り返すので、10段目は全部で70目となります。
糸始末(チェーンつなぎ)
今回は10段で編むのを止めようと思うので、10段目だけは引き抜き編みではなくチェーンつなぎで最初の細編みにつなげようと思います。
チェーンつなぎの方が綺麗に見えるのと、初心者さんにもそんなに難しくないので糸始末の方法として最初から覚えておくのがおすすめです。
最後の細編みを編んだら糸を切って、そのまま糸端を引き抜きます。
抜いた糸端を糸の太さにあったとじ針に通します。
通す時はとじ針の側面を糸に押し付けるようにして折り目をつけて、その折り目を穴に押し込むと通しやすいです。
とじ針に通せたら、最初の細編みの頭の手前から向こう側へとじ針を通します。
そうしたら、最後に編んだ細編みの頭、とじ針に通している糸端が出ている糸2本の真ん中に針を戻し、裏側に見えている裏山も通して、その下の段の細編みに表に響かないよう通します。
数目通したら、ギリギリのところで糸をカットして、円モチーフの完成です。
チェーンェーンつなぎがやりづらければ、最後の細編みを編んだあと、今までと同様に引き抜き編みでつなげてからゆるまないよう鎖1目を編み、そのまま糸を切るという方法もあります。
その場合も糸端は表に響かないよう、先程と同様に裏で数目くぐらせて処理します。
まとめ
お疲れ様でした!
今回ご紹介した編み方は一般的な編み方だと思いますが、本や教える人によっては全然違う場合もあるかと思います。
編み方は人それぞれ個性がありますし、編んでいくうちにご自身のやりやすい方法がでてくるかと思います。
ご自身のスタイルを見つけるまでの参考として、お役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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したらね~!(・ω・)ノ
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