こんにちは!
この記事ではかぎ針編み初心者さんにめちゃくちゃおすすめの入門本『いちばんよくわかる かぎ針あみの小物』のレビューをしていきます!
最初に言っておくとこちら10年以上前に出版された本なので書店では手に入りません。
ただ入門本としてめちゃくちゃおすすめなのと、古いぶん図書館や中古本として期待できるのでレビューしておきます。
amazonの古本やメルカリにも出品されてるよ!
始めた頃って色々と物入りだから「あれもこれも」とは買えないし、初心者向けの本もたくさんあるのでどれを読めばいいか悩んじゃうんですよね。
今回ご紹介する本は『解説が丁寧・簡単カワイイ作品もたっぷり載っている』初心者さんにまず読んでほしい一冊です。
どの入門本にしようか迷っている方は今回のレビューを参考に、ご自身に合いそうか判断してくださいね!
本の概要
こちらの本は2010年に(株)日本ヴォーグ社発行により発売された本です。
10年以上前の本ではありますが、編み物本は古くても内容には全く影響ないので気にする必要はありません。
1~3章構成になっており
- 1章…道具や編み方の基礎解説
- 2章…実際に編みながらステップアップ
- 3章…基本テクで編める作品の編み方紹介
という流れで進んでいきます。
おすすめポイント
- コラムが充実している
- 写真の隣にイラストも載っている
- 解説のページ数がちょうどよい
- 作品が実用的でカワイイものが多い
コラムが充実している
私が考える初心者さん向け良書の定義は
- “ちょっとしたポイント”がたくさん載っている。
- 「なぜそうする必要があるのか」説明してくれている。
- 失敗例を写真で載せてくれている。
の3つなんですが、この本は“コラム”がちょくちょくあり、そこでコツや失敗例の写真を掲載しているので私的にまさにパーフェクトな1冊です。
イラストも載っていて分かりやすい
解説ページは大体、写真とイラストがセットで載ってるんですがこれが非常にわかりやすい!
初心者だと「針をどこに入れるかわからない」となったりしますが、色分けされてるイラストと写真が並んでいるので、自分の手元と見比べやすく理解しやすいですよ。
鎖のつくり目を「裏山」を拾った時と「半目」「裏山と半目」ですくった時の違いなども載っているので、自分ではしない編み比べを見るのも面白いです。
写真・イラストと充実した内容ですが、余白がたっぷりあるので見づらさなどは感じません。
むしろ、編み物本は情報量の関係でどうしても字だらけになりがちですが、そういった事もなくたいへん見やすいつくりになっています。
解説のページ数がちょうどよい
本は全体で128ページあるんですが、前述したとおり内容は3構成になっています。
それぞれのページ数は
- 1章:基礎の基礎…………24ページ
- 2章:編みながら覚える…13ページ
- 3章:作品紹介……………81ページ
と、作品紹介ページが大部分をしめて解説ページの割合は少なめになっています。
このボリュームがちょうどいいんです!
なぜって、解説ページって飽きやすいんですよね(^-^;
そして解説ページをマスターしたところで、実際に編むときは結局「?」になったりするんです。
それならこの本のように、本当に基礎の基礎だけ勉強しておいて、あとは実際に編みながら覚えていった方が早く編めるようになりますよ。
少なめのページ数でも必要な知識は網羅されてますよ!
作品が可愛く実用的
表紙に「かわいいニット小物66点」とあるように、作品は帽子からアクセサリーまで幅広くたっぷり載っています。
編み方ページはカラーと単色刷りのページにわかれていますが、見づらさなどは全くありません。
掲載作品は全て実用的なものなので、編みあがったときどう使おうか想像しながら練習できるのも、モチベ―ションアップになっていいですね。
あみぐるみなどは載っていませんが、立体的なバラモチーフやニットボールのヘアゴムなどは掲載されていますよ。
本の冒頭にも
「かぎ針編みができたらいいな」と思っているなら、まず編みたい作品をイメージしましょう。途中で挫折しないためにはお気に入りの作品を編むのがいちばん。
本書より抜粋
とあり、まさに『お気に入りの作品がきっと見つかる』そんな作品たちがたっぷり載っています。
私もこのアドバイス、全面的に賛成です!!モチベーション大事!!
デメリット
デメリットはやはり『古い』ということですかね。
手に入りにくいというのはもちろんなんですが、人によっては
- 新品じゃなきゃ嫌だ!
- 本と全く同じ糸で編みたい!
という方もいると思うので、当てはまる方には完全なデメリットですね(^-^;
そこにこだわりがなければ図書館やAmazon中古本、メルカリにも出品されている方が複数いらっしゃいましたので入手自体は可能かと思います。
他の中古本よりは出回っている数が比較的多い印象です(当社比)。
あとはアクセサリーの作り方ページですかね。
アクセサリー作りはまた違う領域になってきますので、別にアクセサリー制作の本が必要になるかと思います。
経験のない方がこの本だけで仕上げるのは難しいと思いますので、一度他の本で勉強してからこの本に戻ってくるのがおすすめです。
まとめ
本記事では『いちばんよくわかる かぎ針あみの小物』のレビューをしました!
手に入りにくいのが難点ですが、初心者さんにとってもおススメの1冊です。
ぜひこの本で編みたい作品を見つけて、楽しみながらかぎ針編みを覚えていって下さいね!
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
したらね~(・ω・)ノ
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